ジャスト6.5 闘いの証
トリプルアップ配給協力作品
2021年1月16日(土)より新宿K's cinemaほか、全国順次ロードショー!
イラン2大傑作犯罪映画同時上映!
イラン映画史上最大のヒット作(コメディ映画を除く)となった、「ジャスト6.5 闘いの証」と同じく大ヒット作「ウォーデン 消えた死刑囚」を同時公開。
名実ともにイランを代表するスター俳優トップ2のペイマン・モアディ(ベルリン映画祭俳優賞)とナヴィッド・モハマドザデー(ヴェネチア映画祭主演男優賞)がぶつかり合う「ジャスト6.5 闘いの証」、同じくモハマドザデーとイランきっての人気女優パリナーズ・イザヤドールが共演の「ウォーデン 消えた死刑囚」。イザヤドールは「ジャスト6.5 闘いの証」でもヒロイン。
モアディが主演したベルリン映画祭金熊賞の「別離」監督アスガル・ファルハーディに続く次代を担う注目の監督による2作。「ジャスト6.5 闘いの証」のサイード・ルスタイ監督と「ウォーデン 消えた死刑囚」のニマ・ハヴィディ監督は、ともに監督2作目にしてこのヘビー級傑作をものにした。
イラン映画史上最大のヒット作!
沸騰する熱、逆流する血、ぎらつく眼球、
命がけで斬り結ぶ魂の果ては地獄か、天国か
「ジャスト6.5 闘いの証」は、もう凄すぎてどうやって書くべきか迷ってしまいます。
ずばり、イラン版ドラッグ・ウォー。警察対ドラッグ組織の娯楽大作です。冒頭(タイトル前のシークエンスで早くも度肝を抜かれる)からエンディングまで、ド迫力の横綱級作品。こんなイラン映画、ちょっと見たことない。娯楽大作だけれども、単純に商業映画とも言い難い。作家性がダダ洩れしている。
警察がドラッグ組織を追い詰めて行く物語で、小物ドラッグディーラーから徐々に上の大物へとターゲットを辿っていくプロセスが大胆に、スピーディーに、意外性ふんだんに、壮絶な迫力を伴って描かれていきます。ジャンキーたちの暮らす地域、留置所の中、運び屋の姿、取り調べ、全てが規格外。監督2作目でこんな大作を完成させたとは、まだ30歳のこの監督は末恐ろしいです。
特徴的な甲高い声で指揮を執り、容疑者を激しく尋問する部長刑事役に、アカデミー賞外国語映画賞受賞の「別離」('11)のペイマン・マアディ(同作でベルリン映画祭俳優賞受賞)。いまやイランで最も有名な俳優のひとりと言っても過言でないかもしれません。
対するギャングの親玉に、ナヴィド・モハマザデ。彼は近年急激に頭角を現している存在です。僕もここ数年のイラン映画で最高の1本だと思っている「No Date No Signature」('17)に主演し、罪の意識に苦しむ医師を見事に演じてヴェネチアの主演男優賞を受賞、
一躍トップ俳優に躍り出ました。本作ではふてぶてしく苦境を脱しようとするギャング姿が抜群にはまっています。ベルリン映画祭受賞俳優 VS ヴェネチア映画祭受賞俳優。人気と実力を兼ね備えたスター俳優の激突! これはもうたまりません。(東京国際映画祭プログラミング・ディレクター矢田部吉彦氏のコメントから引用)
受賞
●東京国際映画祭:最優秀監督賞、最優秀男優賞
●ファジュル国際映画祭:観客賞、最優秀編集賞、最優秀録音賞
●ハーフェズ賞:最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀撮影賞、最優秀男優賞
●チューリッヒ映画祭:特別推奨
CAST
ペイマン・モアディ、ナヴィッド・モハマドザデー、ファルハド・アスラニ、パリナーズ・イザドヤール
STAFF
監督・脚本:サイード・ルスタイ
2019 / 131分 / イラン映画 / ペルシャ語 / 131分 / 1.85:1
© lranian lndependents
公式サイト
http://just6.5andwarden.onlyhearts.co.jp/