エリック・クラプトン アクロス24ナイツ
トリプルアップ配給協力作品
2023年6月9日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか、全国順次ロードショー!
ブルース、ロック、オーケストラ
クラプトンという十字路で炸裂する極上の映像と音
史上最高のギタリストとも称されるロックレジェンド、エリック・クラプトン(1945-)は、本拠地とするロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで、1990年1月18日から2月10日まで18回のライヴ・シリーズを行い、4人編成からホーンセクションの入った13人編成、オーケストラとの共演まで、日ごと様々な趣向が繰り広げられる記念碑的なものとなった。
さらに翌91年の2月5日からスタートした同会場での公演では、4人編成、ホーン無しの9人編成に、彼の敬愛するアルバート・コリンズやバディ・ガイらをゲストに招いたブルース・ナイト、そしてマイケル・ケイメン指揮のロイヤル・フィルハーモニー・オーケストラを配した夜という、3月9日のフィナーレまで24回もの記録的な連続公演を成功させた。全42回の公演の多くはフィルムで記録されていたが、30数年を経た今ベストパフォーマンスを選び抜いて編集、4Kで作り上げたのが本作。脂の乗り切ったクラプトン珠玉のパフォーマンスがここに。イギリス本国では5月公開予定。
楽曲リスト
[1]前奏
[2]Crossroads(クロスロード)
[3]I Shot The Sheriff(アイ・ショット・ザ・シェリフ)
[4]White Room(ホワイト・ルーム)
[5]Knocking on Heaven's Door(天国への扉)
[6]Lay Down Sally(レイ・ダウン・サリー)
[7]All Your Love(オール・ユア・ラヴ)
[8]Black Cat Bone(ブラック・キャット・ボーン)
[9]My Time After A While(マイ・タイム・アフター・ア・ホワイル)
[10]Edge of Darkness(エッジ・オブ・ダークネス)
[11]Holy Mother(ホリー・マザー)
[12]Tearing Us Apart(ティアリング・アス・アパート)
[13]Cocaine(コカイン)
[14]Wonderful Tonight(ワンダフル・トゥナイト)
[15]A Remark You made(ア・リマーク・ユー・メイド)
[16]Layla(いとしのレイラ)
[17]Sunshine of Your Love(サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ)
CAST
エリック・クラプトン、マイケル・ケイメン、フィル・コリンズ、アルバート・コリンズ、バディ・ガイほか
エリック・クラプトン(1945-)
史上最も重要で影響力のあるギタリストの一人とされる。ローリング・ストーン誌の「史上最高のギタリスト100人」で、ジミ・ヘンドリックスに次いで2位。1945年イギリス、サーレー州リプリー生まれ。幼い頃から独学でギターを身につけ、63年にヤードバーズに加入。66年にジャック・ブルース(b)、ジンジャー・ベイカー(dr)とクリームを結成。69年にはスティーヴ・ウィンウッドらとブラインド・フェイスを結成。70年に初のソロ・アルバム制作をはさみ、続いてデレク&ザ・ドミノスを結成し、歴史的名盤「レイラ」を世に送り出した。74年、アルバム「461 オーシャン・ブールヴァード」を発表。当時はまだほとんど知られていなかったボブ・マーリィの「アイ・ショット・ザ・シェリフ」をカバーして全米1位に送り込んだ。77年、「ワンダフル・トゥナイト」収録の「スローハンド」を発表。89年のアルバム「ジャーニーマン」収録の「バッド・ラヴ」によって、個人として初のグラミー賞を獲得。92年、息子を失った悲しみから立ち直る過程で書かれた「ティアーズ・イン・ヘヴン」を映画「ラッシュ」のサウンドトラックとして発表。この曲を含めて新旧の代表的作品を演奏した「MTVアンプラグド」がアルバム化され、驚異的なヒットを記録(日本では120万枚)、6つのグラミーを獲得。97年、映画「フェノミナン」のために吹き込んだ「チェンジ・ザ・ワールド」が世界的ヒット。第39回グラミー賞で年間最優秀レコードに選ばれる。99年の「ベスト」は日本だけで200万枚という大ヒット。2000年、3回目となるロックの殿堂入り(過去ヤードバーズ、クリームとして)。2023年外国人アーティストとして初めて100回目の武道館公演を果たす。
マイケル・ケイメン(1948-2003)指揮
1948年NY生まれ。80年代から映画音楽に取り組み、膨大な作品を残しオスカー常連に。一躍有名になるきっかけとなったのが、テリー・ギリアム監督「未来世紀ブラジル」のスコア。「リーサル・ウェポン」全4リーズ、「ロビン・フッド」なども有名。幼い頃からピアノを習うがジュリアード音楽院ではオーボエを専攻。67年には音楽仲間らと「ニューヨーク・ロックンロール・アンサンブル」という名のグループを結成。レナード・バーンスタインに感銘を受けロックンロールとクラシック音楽の融合を試みる。73年デヴィッド・ボウイのダイアモンド・ドッグ・ツアーの音楽監修責任者に任命される。この参加によってブリティッシュ・ロックのアーティストらとも交流を深めた。96年に多発性硬化症を発病し2003年11月55歳で他界。
フィル・コリンズ(1951-)ドラムス・コーラス
1951年ロンドン生まれ。芸能活動の出発点は映画や舞台の子役。音楽活動は69年からアート・ロック・バンドのフレイミング・ユースで。70年ジェネシスに参加。81年ファースト・アルバム「夜の囁き」でソロ・デビュー。鼻にかかったハスキーな歌声とコマーシャルなロック・サウンドで着々と成果をあげる。82年の「恋はあせらず」から順調にヒットを連発。代表曲「ワン・モア・ナイト」「見つめて欲しい」「セパレート・ライヴス」など多数。ソロでもグループ(ジェネシス)でもシングルとアルバム合わせて1億5000万枚以上を売り上げている。
アルバート・コリンズ(1932-1993)ギター・ヴォーカル
1932年テキサス州生まれ。ブルース史上最も偉大なギタリストの一人。若い頃からギターを弾き始め、ジャズ、ロック、ファンクの要素を取り入れながら、ブルースへの独自のアプローチを確立。フェンダー・テレキャスターを使った独特の氷のように冷たい音色は、「アイスマン」サウンドとして知られ、パワフルでソウルフルなヴォーカリストでもある。1986年ブルースの殿堂入り、2019年ロックの殿堂入り。
バディ・ガイ(1936-)ギター・ヴォーカル
1936年ルイジアナ州生まれ。57年シカゴに進出し翌年デビュー。60年に名門チェスと契約。60年代後半からはジュニア・ウェルズとデュオでの活動も。シカゴ・ブルースの第一人者的存在となった。テンションの高いギター・プレイはロック・ファンにも幅広く受け入れられており、最も成功したブルース・ミュージシャンの一人。80年代は表舞台から遠のくも、91年クラプトンも参加した「アイ・ガット・ザ・ブルース」でグラミー受賞ほか5度のグラミー受賞。2005年ロックの殿堂入り。
STAFF
監督:デヴィッド・バーナード
プロデューサー:ピーター・ウォースリー
編集:マシュー・ロングフェロー
音響プロデューサー&ミキサー:サイモン・クリミー
スーパーバイジング・プロデユーサー:マーティン・デイクル
エグゼクティブ・プロデューサー:マイケル・イートン
字幕(歌詞全訳):小泉真祐
原題:Eric Clapton - Across 24 Nights
2023年 / 115分 / 1.83:1 / ドルビー・アトモス / イギリス
© 2023 Bushbranch Studios Ltd